VLOOKUP関数で結合セルがある時の列番号は|参照ずれる
ここでは、「エクセルのVLOOKUP関数で結合セルがある時の列番号の指定の仕方」を解説します。
結合セルがあると列の番目がずれてしまいますので、その点を踏まえた列番号の指定の仕方の説明です。
1.まずはやりたいことを確認
まずはやりたいことを、例を含めて確認します。
1-1.結合セルがある時の列番号の指定の仕方を知りたい
やりたいことは、「結合セルがある時の列番号の指定の仕方を知りたい」です。
結合セルがある時に列番号をどう数えて指定すればいいのかを確認します。
1-2.例を確認
一つ例を見てみましょう。
上の例の左の表は、都道府県名と県庁所在地をまとめたものです。
ちなみに、都道府県名がB列とC列のセル結合になっています。
この表から、「№2の県庁所在地」を抽出してみます。
元データの表の見た目では、県庁所在地は「3番目」です。
そこでVLOOKUP関数の列番号を「3」としたのが上の例ですが、結果「0」と表示されました。
つまり、見た目で数えてはダメということです。
2.結合セルがある時の列番号の数え方
では、結合セルがある時の列番号の数え方を確認します。
2-1.間に結合セルがある時
間に結合セルがある場合、列番号は「見た目ではなく列の番目」で数えます。
見た目で数えると、上のように県庁所在地は「3」になりますが、列番号に「3」と入れるとセルH2のように「0」となります。
間に結合セルのある時は、「範囲」で指定したうちの「列の番目」で数えます。
上の場合には「範囲」で「A列~D列」を指定しているため、A列で1、B列で2、C列で3、D列で4となります。
そして、県庁所在地はD列にあるので、VLOOKUP関数の列番号は「4」が正解です。
2-2.結合セルを指定する時
結合セルを列番号に指定したい時には、「結合セルの一番左の列の番目」にします。
上の例の場合、県庁所在地はD列とE列が結合されています。
そして、結合セルの一番左は「D列」です。なので、VLOOKUP関数の列番号は「4」となります。
ちなみに、右寄せ、左寄せなどの文字の位置は関係ありません。
2-3.もう一つづつ例を確認
「列の番目で数える」ことを踏まえ、例を見てみます。
都道府県名の列を3列にしました。この場合、県庁所在地のある列は「5番目」になります。
そのため、セルI2に入れる数式は次のようになります。
=VLOOKUP(G2,A2:E7,5,FALSE)
こちらは県庁所在地を3列にしました。それでも抽出したい列の一番左は「D列」で番目は「4」です。
そのため、セルJ2に入れる数式は次のようになります。
=VLOOKUP(H2,A2:F7,4,FALSE)
以上、参考になれば幸いです。
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