エクセルで掛け算した値を四捨五入する方法|小数点以下等

ここでは、エクセルで「掛け算した値を四捨五入する方法」を解説します。

 

「小数点以下」だったり「小数点1位以下」だったりと、任意に選ぶことが可能です。

1.掛け算後に四捨五入できる数式は

まずは、掛け算をした後に四捨五入をする「数式の形」と「ポイント」を確認します。

 

1-1.ざっくりとした数式の形

始めに、数式の形をざっくりと把握します。

 

掛け算をした後四捨五入ができる数式の形は、次の通りです。

=ROUND(掛け算の数式,桁数)

 

ROUND関数は、「指定した桁数で四捨五入できる」関数です。

 

カッコ内で掛け算の数式を入れた後、四捨五入したい桁数を数値で入れると、「掛け算後に四捨五入した値」が返ってきます。

 

桁数は、「1」だと「小数点第1位以下四捨五入」、「2」だと「小数点第2位以下四捨五入」、「-1」だと「1の位を四捨五入」、「-2」だと「10の位を四捨五入」となります。

 

1-2.「小数点以下四捨五入」したい場合

掛け算した値を「小数点以下四捨五入」したい場合、桁数は「0」にします。

=ROUND(掛け算の数式,0)

 

これで、「掛け算後に小数点以下四捨五入した値」が返ってきます。

 

1-3.数式の例

上の表をもとに、商品Aの販売価格「元値×割引率」の値を「小数点以下四捨五入」で求めてみます。

 

セルD4に入れる数式は、次の通りです。

=ROUND(B4*C4,0)

「1,374×0.79」はもともと「1,085.46」ですが、きちんと小数点以下四捨五入されて「1,085」と返ってきます。

2.掛け算に関数を使わない形は

次に、「掛け算に関数を使わない場合の数式の形」を確認します。

 

2-1.「*」を使う

掛け算に関数を使わないのであれば、「*」を使って掛け算をします。

 

数学では「×」ですが、エクセルでは代わりに「*」を使うのです。

 

2-2.数式の作り方

先ほどと同じように、セルD4に「商品Aの販売価格『元値×割引率』の値を小数点以下四捨五入」で求める数式を作ってみます。

 

(1)セルに半角で「=ROUND(」と入れる

 

(2)「*」を使って掛け算の数式を入れた後、「,」を入れる

 

(3)四捨五入したい桁数を入れる

 

(4)Enterキーを押せば完了


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3.掛け算に関数を使う形は

続いて、「掛け算に関数を使う場合の数式の形」を確認します。

 

3-1.「PRODUCT関数」を使う

PRODUCT関数は、「カッコ内の範囲を掛け算した値」を返す関数です。

 

数式全体の形は、次のようになります。

=ROUND(PRODUCT(数値1,[数値2]…),桁数)

 

PRODUCT関数の「数値」には、掛け算したい範囲またはセルが入ります。

 

範囲が一つだけの場合、数値2以降は必要ありません。

 

3-2.数式の例

先ほどと同じように、セルD4に「商品Aの販売価格『元値×割引率』の値を小数点以下四捨五入」で求める数式を作ってみます。

 

(1)セルに半角で「=ROUND(PRODUCT(」と入れる

 

(2)「掛け算したい範囲」指定後、「),」を入れる

 

(3)四捨五入したい桁数を入れる

 

(4)Enterキーを押せば完了

「数式にエラーが見つかりました」と出ますが、構わずEnterを押すと数式が完成します。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

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