Excel関数を使った平均の出し方|範囲指定でまとめて一気に
ここでは、「エクセル関数で平均を出す方法」を解説します。
範囲指定でまとめて一気に出せるので、覚えれば簡単ですよ。
1.平均を求めるならAVERAGE関数
数値の平均値を求める時、一番簡単なのは「AVERAGE関数」を使うことです。
ではAVERAGE関数とはどのような関数か、その動きと使い方を見てみましょう。
1-1.AVERAGE関数とは?
AVERAGE関数とは「指定した範囲の数値の平均値」できる関数です。
AVERAGE関数の形は次の通りです。
「数値1」とか「数値2」ってなんだ?と思いますが、AVERAGE関数に必要なのは「平均を出したい範囲」だけです。
つまり、次のように覚えます。
- 「数値」には「範囲」を入れる
なお、「,」で区切ることで「飛び飛びの範囲」を指定できますが、多くの場合でカッコ内に入るのは「一つの範囲」です。
そのため、数式は例えば次のようになります。
=AVERAGE(B4:B7)
ちなみに、「範囲」は複数列の指定も可能です。
1-2.例で動きを確認
ひとつ例を見てみましょう。
上の表は、店舗ごとの売り上げの管理表です。
各店4月から9月までの月ごとの売り上げが入力され、月ごとの3店の売上合計が表示されています。
例えばこの表から、3店の4月の売り上げの平均を求める時、AVERAGE関数を使うと次のようになります。
短い数式で、思った通り平均を求めることができているのが分かると思います。
このように、平均を求める時には、このAVERAGE関数を使うことで対応できます。
2.AVERAGE関数を使った数式の書き方
次に、AVERAGE関数を使った数式の書き方を見てみます。
先ほどの表を使って、AVERAGE関数で4月の売り上げの平均を求めてみましょう。
ちなみに、入力するのは「」内だけで「」は入れないでください。
(1)平均を表示させたいセルをクリックする
(2)数式バーに「=」を入れる(全角でもOK)
(3)続けて、「AVERAGE(」と入れる(全角でもOK)
(4)平均を出したい範囲を左ドラッグでなぞる
(5)Enterを押して完了
結果、数式は次のようになります。
=AVERAGE(B4:B7)
途中「=」や「AVERAGE(」は、もし全角で入力してもEnterを押したタイミングで半角に変換されます。
また、終わりかっこ「)」も入力しなくても同様のタイミングで自動で付加されます。
3.まとめて一気に範囲指定する方法
平均を求める時のAVERAGE関数での範囲指定の仕方は、前述の通りですが、もう少し詳しく説明します。
AVERAGE関数の範囲指定の仕方は2パターンあり、次の通りです。
- 左ドラッグでなぞる
- セル範囲を手入力する
まず「左ドラッグ」は、前項での解説の通り、前かっこの後にカーソルを当てた状態で「マウスの左クリックを押し続けながら範囲をなぞる」ことで指定できます。
次に「手入力」は、数式バーにセル範囲を手入力することです。
セル範囲を手入力する場合は、左上にあたるセル番号と右下にあたるセル番号の間に「:(コロン)」を入力します。
例えばA1からC3までであれば、「A1:C3」となります。
どちらでも範囲指定は可能ですが、まとめて一気に範囲指定するのであれば「左ドラッグ」が簡単でおすすめです。
以上、参考になれば幸いです。
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