SORT関数で0を表示させない方法|IF関数との組み合わせ

ここでは、エクセルの「SORT関数で0を表示させない方法」を解説します。

 

SORT関数は、そのまま使うと「空白が0」になってしまいます。

 

そこで、0を表示させない方法を説明します。

1.まずはやりたいことを確認

まずは、やりたいことを例を含めて確認します。

 

1-1.SORT関数で0を表示させないようにしたい

やりたいことは、「SORT関数で0を表示させないようにする」です。

 

SORT関数をそのまま使うと、他の関数にもれず「空白が0」になってしまいます。

 

そこで、「0ではなく空白そのまま」で表示させるようにします。

 

1-2.例を確認

一つ例を見てみましょう。

例のセルA11以降は、元データをSORT関数を使って「出張日」基準で「降順(新しいもの順)」に変えたものです。

 

元データはすべて入力されているため、セルA11以降の表示も問題ありません。

一方で、セルC9の値を空白にした場合です。すると、セルC13の値は「0」になりました。

 

この現象を発生させないための方法の解説です。

2.SORT関数で0を表示させない方法

次に、SORT関数で0を表示させない方法を見ていきます。

 

2-1.数式の形

数式の形は、次の通りです。

=SORT(IF(範囲=0,"",範囲),インデックス,順序,基準)

SORT関数の「範囲」にIF関数を組み合わせることで、「空白を0」にします。

 

2-2.引数の入れ方

引数の入れ方は、SORT関数の基本と同じです。

 

ただ、2つの「範囲」に同じ範囲を入れるだけです。

3.数式の作り方

最後に、数式の作り方を例で確認します。

上の表から「出張日」を「降順(新しいもの順)」で並び替えます。

 

以下手順です。

 

(1)以下の数式をコピーし、セルに貼り付ける

【コピーする数式】

=SORT(IF(範囲=0,"",範囲),インデックス,順序,基準)

 

(2)「範囲」の文字を消し、元データの範囲を2ヶ所指定する

 

(3)「インデックス」、「順序」、「基準」の文字を消し、それぞれ指定後、Enterキーを押せば完了

例の場合、数式は次のようになります。

=SORT(IF(A4:G9=0,"",A4:G9),4,-1)

 

これで、「空白が0」になります。

 

以上、参考になれば幸いです。

 


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