SUMIFS関数で条件別の集計・合計値を別シートに表示させる
ここでは、SUMIFS関数で条件別に集計・合計した値を、元の表があるシートと別のシートに表示させる方法と注意点を解説します。
手順はそれほど難しくはないので、覚えやすいと思います。
1.別シートに表示させるポイント
SUMIFS関数の返す値を別シートに表示させる時のポイントは、次の通りです。
- 「合計対象範囲」と「検索範囲」で元の表があるシートを参照する
- 別シート参照時の入力の形は「[シート名]!範囲」
- 入力時にシートをクリックすることで、シート名が自動で入る
下は、②の例です。
ただし、これを手入力しようとするととても大変です。
そのため、③を押さえておくと便利です。
2.数式の形を確認
次に、数式の形を確認します。
数式の形は、次の通りです。
やはり、合計対象範囲と検索条件で、元の表がある別シートを参照するのがポイントです。
詳しい指定方法は、次の数式作成の例で説明します。
3.数式を作ってみる
例を用いて、実際に数式を作ってみます。
始めに、例で使うシートの確認です。
上の表は、「一覧表シートにある仕入れ量一覧表」です。
産地と品名、仕入れ量が入力されています。
上の表は、「合計シートにある集計表」です。
先ほどの仕入れ量一覧表から、産地と品名を条件に、仕入れ量を表示させるためのものです。
では、「産地が福島で品名がねぎの仕入れ量」を、SUMIFS関数を使って合計シートのセルC3に求めてみます。
以下手順です。
(1)結果を表示させたいセルに「=SUMIFS(」と入力後、fxボタンを押す
(2)元の表があるシートをクリックする
(3)合計したい範囲をマウスの左ドラッグで選択する
(4)条件範囲1をクリックする
(5)元の表があるシートをクリックする
(6)条件を検索したい範囲をマウスの左ドラッグで選択する
(7)条件1をクリックし、入力する
(8)条件範囲2をクリックする
(9)元の表があるシートをクリックする
(10)条件を検索したい範囲をマウスの左ドラッグで選択する
(11)条件2をクリックし、入力する
(12)OKボタンを押して完了
このようにすれば、SUMIFS関数の返す値を別シートに反映させることができます。
以上、参考になれば幸いです。
【口コミ・評判のいいExcel本の紹介】
SUMIFS関数に関連したページは、次の通りです。。
- SUMIFS関数 各ページへのリンクはこちら
- ◎基本的な使い方
- ◎合計対象範囲を複数列にする方法
- ◎別シートや別ブックに表示させる方法
- ◎月ごとに集計をする方法
- ◎#VALUE!エラーになる2つの原因と対処法