ExcelのUNIQUE関数で空白を除外し0にならず無視する方法

ここでは、エクセルの「UNIQUE関数で空白を除外し0にならず無視する方法」を解説します。

 

UNIQUE関数だけでは空白があった時に「0」が表示されてしまうため、空白を無視し詰めて表示させる方法です。

1.まずはやりたいことを確認

まずはやりたいことを、例を含めて確認します。

 

1-1.UNIQUE関数で空白を除外したい

やりたいことは、「UNIQUE関数で空白を除外し詰めて表示させる」です。

 

UNIQUE関数は、空白セルを0で返します。

 

「見た目も悪いし0はいらない」、「空白は無視したい」といったときに使います。

 

1-2.例を確認

一つ例を見てみましょう。

A列に文字列の入った表です。そして、セルA5に空白があります。

 

この表からまずはUNIQUE関数で「重複を除いた値」を抽出してみます。

セルC4のように、「0」が表示されてしまいます。

 

そこで、上の例のように「空白は除外し0は表示させないようにする」方法を説明します。

2.数式の形と引数の入れ方

「UNIQUE関数で空白を除外し詰めて表示させる」数式の形と引数の入れ方を確認します。

 

2-1.数式の形

数式の形は、次の通りです。

=UNIQUE(FILTER(範囲,範囲<>""))

引数は、「範囲」の1種類だけです。

 

2-2.引数の入れ方

「範囲」には、「重複を除きたい範囲」を指定します。

 

ポイントは、次の通りです。

ポイント
  • 2ヶ所とも同じにする
  • 1列だけで複数列はダメ
  • スペースのみで「見た目空白」は対象外

3.簡単な数式の作り方

最後に、簡単な数式の作り方を確認します。

C列に、「A列の重複を除いた値」を抽出します。

 

以下手順です。

 

(1)以下の数式をコピーし、セルに貼り付ける

【コピーする数式】

=UNIQUE(FILTER(範囲,範囲<>""))

 

(2)「範囲」を消し、重複を除きたい範囲を指定する

※ 2ヶ所とも行う

 

(3)Enterキーを押せば完了

セルC1に入った数式は、次の通りです。

=UNIQUE(FILTER(A1:A6,A1:A6<>""))

 

これで、「空白を無視しつつ重複を除いた値」を抽出できます。

 

以上、参考になれば幸いです。


口コミ・評判のいいExcel本の紹介】


UNIQUE関数に関連したページは、次の通りです。

  • UNIQUE関数 使いこなすためのポイントはこちら

Top