SUMIF関数で空白以外、空白を除いての条件にする方法

ここでは、ExcelのSUMIF関数で「空白以外」、「空白を除いて」という条件にする方法を解説します。

 

難しくはないので、一度覚えるとすぐに活用できるようになります。

1.空白以外を条件に合計するとは

始めに「空白以外を条件に合計する」とはどのようなことか、例を見てみましょう。

上の表は商品購入の一覧表です。

 

商品別の購入金額と、納品済みかどうかが入力されています。

 

この表から「納品済みの商品のみの金額の合計」を出したい時、SUMIF関数で「納品状況の列が空白以外」という条件にすれば、求めることができます。

このように「SUMIF関数で条件を『空白以外』にしたい」場合の数式になります。

2.条件を空白以外にするには

SUMIF関数で条件を「空白以外」にするには、SUMIF関数の「検索条件」を「<>&""」にします。

SUMIF関数の引数ダイアログで見ると、次の通りです。

「""」は空白を意味し、「<>」は以外を意味します。

 

一方、検索条件に「<>""」と入力しても、「この数式には問題があります」と出てうまくいかないので注意が必要です。

「<>」を「"」で挟むこと、そして「""」と&でつなげることを忘れないようにしましょう。

3.数式の結果の空白には注意

先ほど紹介した「<>&""」では、一つ注意が必要です。

 

それは「数式の結果の空白は『空白以外』とみなす」ことです。

 

つまり「<>&""」は、数式が入っているとその時点で「セルは空白ではない」と判定するのです。

この場合には「SUM関数ですべてを足したものからSUMIF関数で条件を『空白』にした合計を引く」ようにしましょう。

 

こうすれば「数式の結果の空白」があっても、「空白以外」の合計を正しく求めることができます。

 

以上、参考になれば幸いです。

 


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