電子カルテ導入に向け個人が準備できること(後編)
前回の続きです。
電子カルテ導入に向けて個人ができること、「文字入力スキルを上げる」ための具体的な方法を解説します。
これで導入後の電子カルテの扱いは、ひとまずスムーズにスタートできるはずです。
1.ブラインドタッチを身に付ける
ではまず「ブラインドタッチ」ができるようになるには、どうしたらよいでしょうか?
もちろん「ブラインドタッチができる」ようになるには、『ひたすら文字を打ち込む』ことです。
ただこれだけだと芸がないので、自分の体験談を書きたいと思います。
私がブラインドタッチをできるようになったのは、「同じ単語を繰り返し打った」からです。その際のポイントは2つ。「指を置く位置を固定する」ことと、「同じ単語の入力の繰り返しでキーボードの文字の位置を覚える」ことです。
1-1.指を置く位置を固定する
当時ISO14001の事務局としてマニュアル・規定を作成していた私は、「環境マネジメントシステム」や「環境影響評価」などの同じ単語を何度も打ち込みました。
もちろん初めは、キーボードに書かれている字を見ながら打ち込んでいました。しかし、これではあまりに時間が掛かります。
そこでまず始めに行ったのは「常に指を置く場所を同じにする」ことでした。
具体的には左手の薬指を「A」の位置に、右手はだいたいですが中指が「O」の位置に来るようにする、というものです。
これは、実際個人によって差があると思います。
ただ自分はやってみた結果、この場所が一番やり易かったのです。
また、基準とした指以外では「どこまでのキーをどの指で押すのか?」は決めませんでした。
慣れてくると一番押しやすい指でそれぞれのキーを押すようになったからです。
1-2.繰り返しの入力で文字の位置を覚える
あとは「ひたすら同じ単語を繰り返し入力する」ことです。
何度も同じ単語を打ち込んでいると、次第に指が文字の場所を覚えてきます。
こうして徐々にブラインドタッチができるようになりました。
自分はローマ字入力ですが、実際にやっていると頭でひらがなをローマ字に変換することはしていません。
例えば「か」を入力する時にはキーボードの「K」の位置がここで「A」の位置がここ、という『場所』が浮かぶ、と言うのが中級位になった時に起こりました。
そしてもっとレベルが上がると場所も意識しなくなります。
時間はかかりますが、一旦コツを掴むと上達は早いと思います。
2.ショートカットキーや文字入力ソフトを使いこなす
ブラインドタッチができるようになると、文字入力が格段に速くなります。
しかし、それだけでは「本当に早くなった」とは言えません。
なぜなら「ショートカットキー」や「文字入力ソフト」を使いこなせればもっと早くなるからです。
この方法については別の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
3.まとめ
以上、「電子カルテ導入に向けて個人が準備できることは?」についてまとめてみました。
電子カルテに限らず「文字入力」はパソコンの基本になります。
そのため、このスキルが必要な場面には何度も遭遇してしまいます。
スキルを上げる上でこの記事が参考になれば幸いです。