一括印刷するシートをボタン一つで選択・指定できるVBA
ここでは、エクセルで複数シートをボタン一つで一括印刷する方法を解説します。
この方法だと印刷するシートをボタンのON/OFFで簡単に変更できます。
VBAのところはできるだけ分かり易く解説するので、VBAを知らない人でもできると思いますよ。
1.出来上がりのイメージを確認
まずは、出来上がりのイメージから確認してみましょう。
紹介するのは、エクセルに一括印刷用のシートを作り、そこでボタン操作をすることで、他のシートを一括印刷できる仕組みです。
① 一括印刷ボタン … 押すとONにしているシートを一括印刷します
② シート名 … シート名を入力する欄です
③ 対象指定 … 一括印刷対象とするかをON/OFFで指定します
このように、一括印刷したいシートはONにして、印刷したくないシートはOFFにすれば、ONにしたシートだけ一括印刷の対象にすることができる、という仕様です。
なお、1つ注意点があります。それは、紹介するコードの仕様上、「一括印刷用を除く全てのシートが、印刷するかしないかの対象になる」ことです。
上の「シート名」欄に、全てのシート名を入力する必要があるのです。
コードを書き換えると任意のシートのみを対象にすることはできますが、紹介しているコードでは、このように動きます。
2.仕組み作りのための準備手順
ここでは仕組み作りに入る前の準備として、タブに「開発」を表示させる方法を始めに解説します。
やり方は次の通りです。
(1)「ファイルタブ」をクリック(①)し、「オプション」をクリック(②)する
(2)「リボンのユーザー設定」をクリック(③)し、「開発」にチェック(④)した後、「OK」をクリック(⑤)する
これでタブに「開発」が表示されます。
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