IF関数の条件にパーセントを指定する方法|%以上/%以下

ここでは、IF関数の「条件値にパーセントを指定する方法」を解説します。

 

条件値を数式内で直接指定する方法と、パーセントの値が入ったセルを参照する方法の2通りがあるため、それぞれ説明します。

1.%の条件値を数式内で直接指定する

まずは、「パーセントの条件値を数式内で直接指定する」場合から見てみましょう。

 

1-1.数式の形は

数式内でパーセントの条件値を直接指定する場合のポイントは、「そのまま入力する」です。

 

例えば、条件値が「70%」であれば、そのまま「70%」と入れます。

 

なお、数式の全体の形は、次のようになります。

=IF(判定対象=〇%,真の場合,偽の場合)

※「判定対象が条件値と等しい」という論理式の場合

 

パーセントといっても数値なので、そのまま入力してOKです。

 

1-2.例で確認

一つ例を見てみましょう。

上の表は、人ごとにテストの正答率を計算したものです。

 

問題数15のうち、正答の数をB列に、何パーセント正答したかをセルC列で求めています。

 

そして、正答率が70%以上の場合、D列に「合格」と表示させたいとします。

この場合、例えばセルD6に入れる数式は、次のようになります。

=IF(C6>=70%,"合格","不合格")

 

【関数の引数ダイアログ】

このように、直接入力の場合には「そのまま入力する」ようにしましょう。

2.条件値が入ったセルを参照する

次に「条件地が入ったセルを参照する」場合を見てみましょう。

 

1-1.数式の形は

セル参照する場合のポイントは、「セル番号をそのまま入力する」です。

 

例えば、条件値が入ったセルが「A1」であれば、そのまま「A1」と入れます。

 

なお、数式の全体の形は、次のようになります。

=IF(判定対象=セル番号,真の場合,偽の場合)

※「判定対象が条件値と等しい」という論理式の場合

 

2-2.例で確認

一つ例を見てみましょう。

先ほどと同じような表です。

 

ただし今回は、合格ラインである「70%」という値が、セルD4に入っています。

 

この場合、例えばセルD7に入れる数式は、次のようになります。

=IF(C6>=$D$4,"合格","不合格")

 

【関数の引数ダイアログ】

「$」は、他のセルに数式をコピーした時に、参照先がずれないようにする「絶対参照」のためのものです。

 

なくても結果は変わりません。

 

このように、セル参照の場合には「セル番号をそのまま入れる」ようにしましょう。

3.以上、以下等の指定の仕方

最後に「パーセント以上」、「パーセント以下」などの指定の仕方を説明します。

 

以上、以下などは不等号記号とイコールを使って次のように指定します。

演算子 意味 指定の例
 >  超える  「C7>70%」、または「C7>$D$4」(70%を超える)
 <  未満  「C7<70%」、または「C7<$D$4」(70%未満)
 >=  以上  「C7>=70%」、または「C7>=$D$4」(70%以上)
 <=   以下  「C7<=70%」、または「C7<=$D$4」(70%以下)

このように引数「論理式」で、「判定対象のセル」と「条件値」の間にいづれかの記号を入力するとOKです。

 

以上参考になれば幸いです。

 


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