COUNTIFS関数で検索条件範囲を複数列、連続/飛び飛びで

ここでは、COUNTIFS関数で検索条件範囲を複数列指定する方法を解説します。

 

複数列と言っても、その範囲が連続している場合と飛び飛びの場合の2パターンあるので、それぞれ説明します。

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1.まずは複数範囲のパターンを確認

まずは、複数範囲のパターンから確認します。

 

複数範囲と言っても、範囲が「連続している場合」「飛び飛びの場合」の2パターンあるため、それぞれ見てみます。

 

1-1.範囲が「連続」している場合

始めに「範囲が連続している場合」からです。

上の表は、試験結果の一覧です。授業ごとの試験結果が3人の生徒分入力されています。

 

この表から「すべてのテスト結果のうち、テスト結果が35点以上75点以下の数」を知りたい時、カウントしたい範囲は「連続している」状態です。

一つ目のパターンである「範囲が連続している」とは、このような状態のことを言います。

 

また、次のような形も「連続している」と言えます。

カウントしたい範囲は「飛び飛び(B、D、F列)」ですが、その間の列は「授業名」となっていて、条件値にヒットしそうな値は入りそうにありません。

 

このような場合にも、COUNTIFS関数で「連続した範囲」の数え方をしても問題はないと言えます。

 

1-2.範囲が「飛び飛び」の場合

次に、2つ目のパターンである「範囲が飛び飛びの場合」を見てみます。

先ほどと元の表は同じだったとしても、例えば「生徒AとCだけカウント対象にしたい」といった場合には、「範囲が飛び飛び」となります。

 

なぜなら、間には数える対象にはしたくない「生徒Bの結果」があるからです。

このように、「間に条件値にヒットしそうな列がある」場合には、「範囲を飛び飛びで指定」する必要があります。

2.複数列をカウントできる数式は

次に、複数列をカウントできるCOUNTIFS関数を使った数式を、「連続」の場合と「飛び飛び」の場合のそれぞれで確認します。

 

2-1.範囲が連続の場合

まずは、検索対象範囲が「連続」の場合からです。

先ほどの表から、例えば「生徒A、B、Cの『35点以上75点以下』の数をカウント」したい時、数式は次のようになります。

=COUNTIFS(B5:D9,">=35",B5:D9,"<=75")

つまり、COUNTIFS関数の引数「検索条件範囲」を複数列で指定するだけでOKです。

 

ちなみに、2つ目の例の表でも同様です。

このように間に列が入っていても、カウントに影響がないのであれば、複数範囲指定すればいいということです。

 

2-2.範囲が飛び飛びの場合

次に、検索対象範囲が「飛び飛び」の場合です。

先ほどの表から、例えば「生徒A、Cの『35点以上75点以下』の数をカウント」したい時、数式は次のようになります。

=COUNTIFS(B5:B9,">=35",B5:B9,"<=75")+COUNTIFS(F5:F9,">=35",F5:F9,"<=75")

つまり、COUNTIF(S)関数を使った数式を足せばよいということです。

 

COUNTIFS関数では、飛び飛びの範囲を指定できる仕様にはなっていないので、このようにします。

 

分かると単純ですね。

 

以上、参考になれば幸いです。

 


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